成城石井の様々な機能を支える仕事

単に流行を追うだけなら
難しくない。難しいのは
商品を定番にまで育てること。

バイヤー

星野 鉄兵

キャリア
2004年4月入社。青葉台店、町田店、横浜店で経験を積み、2009年の北千住店から店長職に。
エリアマネージャー職を経て2017年から現職に。

Q1バイヤーの役割・仕事内容は?

私の担当部門はお酒で、その中でも主にワインやシャンパン、ハードリカーなどの輸入品を担当しています。各方面から情報を集め、仕入れたいお酒を当社のグループ会社である東京ヨーロッパ貿易を通して、直接買い付けることがほとんどです。一般的な商社から買い付けるとどうしてもすでに日本で流通している商品が中心になるので、成城石井のコンセプトのひとつである「他では手に入らないもの」を揃える上では直輸入が非常に有効です。

Q2バイヤーは具体的に何を決める?

ワインだけで年間100種ほどの新商品が投入されます。バイヤーは仕入れる商品、販売価格、店頭用POPの内容など、様々なことを決めていかなければなりません。限定ワインだとラベルデザインも現地のデザイナーに頼んでオリジナルで作る(写真参照)ので、決めることは多いですね。バイヤーは仕入れた商品の売上責任を負っていますから、プレッシャーはあります。しかしその分、売れた時にはこれまでに経験したことのない感動がありますね。

Q3逆に難しい点は?

売場担当者への売り込みです。バイヤーが商品を仕入れても、店舗の担当者が興味をもってくれないとなかなか売上は伸びません。担当者向け試飲会などを実施し、生産者の想いやストーリー、商品特性などの情報の中から「3つ」ぐらいにポイントを絞って伝えます。情報とは難しいもので、多すぎるとポイントがぼけて本質が伝わりにくくなりますし、時にはマニアックになりすぎてしまう。成城石井のお客さまはワイン通だけでなく、むしろ一般の方が多いのですから分かりやすさはとても重要です。

Q4これまでの仕事経験で活きていることは?

店舗勤務時代で言えば、やはりお客様の一番近くにいたことでしょうね。お客様は何を求めているのか、どんな情報を知りたいのか、どんなコメントがお客様のハートに刺さるのか。これらのことを毎日体感し、考えることができたのは今思えば貴重な経験でした。エリアマネージャー時代で学んだのは、人を動かす影響力です。人は単なる指示では動かない。そこに情熱が必要だということはバイヤーとして常に肝に銘じ、忘れないようにしています。

Q5バイヤーから見た成城石井の強みは?

長年積み重ねてきた「商品力」です。世の中のほとんどが「安さ最優先」だった頃も、成城石井はぶれずに本物をお客様に提供することを追求したくて調達力を磨き、新物流センターに投資し、全社員の商品知識や理解力を強化し続けてきました。実は流行を追ったり、珍しい商品を棚に並べるだけなら簡単なのです。大切なのはその中から「定番」と呼ばれるようになる商品を育てる力があるかどうか。本当の商品力とは、歴史を含め会社全体の総合的な力だと私は思います。

チャレンジしたい仕事

自他ともに認めるヒット商品を生み出し、定番に育て上げることです。そのためにはまずバイヤーとしての力をもっと磨かなければなりません。とくに自分で課題と思っているのは「センス」です。試行錯誤する機会はたくさんあるので、どんどん挑戦していきたいと思います。