スーパーマーケット成城石井

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商品のご紹介

スタッフ現地レポート

2015年 アメリカ篇 ~トレンド最先端を体感!ワシントンDCとニューヨークへ~ 成城石井では年に数回、社員の海外研修を行っています。 社員・アルバイトから代表を選抜して派遣し、生産の現場・食の伝統・食の最前線を体験することで、食に対する知識理解をより深め、お客様にお伝えすることが目的です。

スーパーマーケット視察、30軒!

アメリカはスーパーマーケット発祥の地。
販売・陳列・食のアピールポイントの目のつけ方など、とても勉強になる場所です。今回は、滞在中に30軒ものスーパーを視察しました!

フォーチュン誌の「最も働きたい企業100社」に18年連続で選出されたスーパー「Wegman’s」をはじめとし、「ZABAR'S」や「TRADER JOE’S」など、お店のタイプも様々です。

生鮮品でも加工食品でも、「自然のものをそのまま食べる」という発想があちこちに見られました。
売場へ入ってすぐ目をひくのが、色とりどりの野菜や果物です。化学肥料や農薬を使用せずに野菜を育てる「オーガニック」は、日本でもなじみつつありますが、アピールの仕方がダイナミック!

「コールドプレス製法」で搾っているジュースを見つけました。高速回転で搾るのではなく、じっくり圧力をかけてエキスを搾る新しい形のジュースです。野菜や果物の栄養素をそのまま取り入れられます。日本にも少しずつ入ってきていますが、スーパーで売っているとは!

卵に見慣れない表示が! 「CAGE FREE EGGS」だそうです。放し飼いされた鶏の卵ですね。
私たちにおいしい恵みをくれる動物たち。そんな彼らを、囲いのないストレスフリーな環境で育てていますよというのがアピールポイントになっています。

更に、お魚売場には「サステイナブルな食材を取り扱っています」の表示。これは、魚を捕獲するのにも生き物の生態系に配慮し、人間が食用にしてもその種が絶滅する心配がない、いわゆる「持続可能な」食材であることのアピールです。

人間の体に良いことはもちろん、自然や生き物にも優しい食べ物、というのを大切にしてるんですね。
販売のアピールポイントになるほど、お店も消費者もそういうことを大切にしているというのは、新しい食流通のかたちかもしれません。

地域の食材を取り扱う「ローカルフード」の考え方も浸透していました。
「ここで作っている」というのがはっきりわかる安心感と、近くの産地から運んでくる新鮮さがポイントです。
スーパーの中の設備で一番驚いたのがこちら。スーパーの屋上にあるビニールハウスで野菜を栽培し、1階の店内で売っていました!これぞ、究極のローカル。

単に「おいしさ」ということだけでなく、環境や地域や健康などに踏み込んだアピールが多く、アメリカの消費者がそういう情報を求めているということが大変印象的でした。商品調達も、そういうお客様の変化に対応しており、店頭でも食材に関する有益な情報をお届けしているという姿勢を見てとることができました。
アメリカでは、「21世紀は舌でなく情報で食べる時代」と言われているとか。

次は日本にくる!?ネクストヒットを食べてきました!

・CHOBANI
チョバーニは、アメリカのスーパーで大人気のギリシャヨーグルトメーカー。
最近は、ニューヨーク屈指のおしゃれスポットSOHOに独立店舗を出しています。こちらでは、人気のギリシャヨーグルトにフルーツやグラノーラをトッピングしたものをイートイン・テイクアウトできます。
甘いものだけでなく、野菜を入れたものをランチにする人も多いとか。今回は「アボカド&マンゴー」にトライしました!

・STOMPTOWN COFFEE
ニューヨークのエースホテルにあるカフェ。行列のできる人気店なのですが、ここで見つけたのはなんと「炭酸入りコーヒー」!軽い口当たりで飲みやすく、のどごしのよいコーヒーを試飲しました!

コンブチャ。アメリカのセレブが愛飲していることで評判になった、紅茶を乳酸発酵させた飲み物です。日本でも最近急激に注目を集めていて成城石井でも扱っていますが、こんなにたくさん置いているとは!アメリカではもはや定番のようです。

「ケール」を使ったチップス。日本では青汁で広がっている健康食品ですが、チップスもネクストヒットできるかな?健康食品を、より手軽に食べやすく工夫した商品が目をひきました。

グラノーラ・穀物などの量り売りバー。壮観!自分のほしいものをほしい量だけ買えるとあって、人気でした。日本でも人気のチアシードもちゃんとありましたよ!

「食の流行の最先端を行く国」アメリカにはそんな印象がありましたが、予想以上に新しい食のトレンドに出会えました。
それは健康や環境に良いものを、手軽に気楽に取り入れる工夫だったり、量や種類を、お好みに合わせてカスタマイズする仕組みだったり・・・。
少しずつでも取り入れていけたらと思います。

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