スーパーマーケット成城石井

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商品のご紹介

スタッフ現地レポート

2019年スペイン・ポルトガル編 ~ 情熱の都バルセロナとロマン漂う街リスボン ~ 成城石井では年に数回、社員の海外研修を行っています。社員・パート/アルバイト社員から代表を選抜して派遣し、生産の現場や海外の食文化、食の最前線を体験することで、商品の知識をより深め、お客様にお伝えすることを目的としています。

カヴァ(Cofama社)

Cofama社はバルセロナ郊外に2002年に設立されたワインメーカーです。自社の葡萄畑を50ヘクタール構えており、カヴァ(スペイン地方のスパークリングワインの呼称)に限っても10種類以上の品種を生産しています。作り方は伝統的な瓶内二次発酵で、3種類の葡萄を取引先の要望やそれぞれの地域に好まれる味を追求し丹念にブレンドしています。
見学中の質問に対しても丁寧に回答してくださり、取引先との信頼関係を大切にしているのだと感じました。

工場では実際に葡萄を空気で圧縮しているタンクの見学や、カヴァになる前のモスコの試飲など貴重な体験をさせていただきました。また、気温や湿度管理が一番重要な倉庫内では、熟成の途中のカヴァを保管している場所や、発酵の過程で出てくるオリを取り除く作業、専用の機械を見学させていただきました。

工場見学の後は、会社概要およびカヴァの製造についてご説明いただき、熟成度合いの異なるカヴァの飲み比べをしました。 カヴァは最低でも9ヶ月間熟成させます。熟成期間が長いほど複雑な味わいになり、12年熟成になると、複雑な香りとともに、口当たりはすっきりという今まで経験したことのない味わいでした。 Cofama社は、自社の農園で栽培された葡萄を使用し、製造から出荷までを完全に管理しているので、安定した品質が望めるとのことでした。また発酵の過程で必要な瓶を回転させるなど、一部の作業を機械化することにより、安心安全かつお求めやすい価格での販売が可能となり、一人でも多くのお客様にこだわりの味をお届けできると感じました。

海の幸が豊富な地の利を活かし、食事では魚介と合わせることが多いのですが、口の中を一度リセットさせるようなすっきりとした味わいは、肉料理や濃厚な味わい、甘めの味わいの料理との相性も良く、様々な食卓のシーンでおすすめできる商品だと思いました。

マイクロワッサン(Intercros社)

次にマイクロワッサンを製造するIntercros社を訪問しました。冷凍生地を保管していた倉庫を見学し、その後、会社概要、マイクロワッサンができた経緯などを伺いました。 Intercros社は2011年に設立。取引先は業態が様々なため、お客様の要望やシーンに合わせて惣菜系からおやつにぴったりのものまで、多岐にわたる商品開発をされています。

クロワッサンは現地の方にとっては身近な商品ですが、今までなかったマイクロサイズのクロワッサンは成形することが難しく、他社では取り扱いが少ないそうです。Intercros社は手間をかけ、一つひとつ丁寧に手作業で製造しています。また、クロワッサンごとにバターの配合を変えており、小さいながらもバターを感じつつ中の具材やトッピングも引き立てる味わいになっています。素材の良さを引き立て、おいしいものを追求する姿に、成城石井との共通点を感じました。

研修を通して感じたこと

スペイン、ポルトガル両国共に、大人数でレストランのテーブルを囲い、数多くの料理をシェアして食べている姿が印象的でした。市場では欲しい商品を欲しいだけ選ぶことのできるコーナーや量り売りが多く、スペイン、ポルトガルには色々な商品を少しずつ楽しむ食文化があることを学びました。

ポルトガルの定番「ナタ」(サクサクとしたパイ生地の中に程よい甘さのカスタードクリームを詰めた伝統菓子)はおやつではなく、朝食として日常的に食べているそうです。このような、現地ならではの食べ方を伝えることで、お客様にポルトガルの食文化を体感していただきたい! と思います。

※写真は全て参加者の撮影によるものです。

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