成城石井全体の「数値管理」です。1年間の予算作成、管理、運用がメインとなります。年間の予算は、月・週単位の目標や、部門ごとの活動のもととなる重要な指標。店舗や卸部門、セントラルキッチンなど各方面から数値を提供してもらいながら作成するので、様々な部署と連携が重要です。また、経営方針説明会・取締役会などの運営や、社内で次々に立ちあがるプロジェクトの進捗状況を管理することも、私のミッションになっています。
成城石井はここ数年急速に店舗が増えていて、ついに100店舗体制となりました。そこで大切になってくるのは社内、特にバックオフィスのIT化だと考えています。まずは、経理や人事などの本部機能のシステムを一新しようと動いています。その後は、本部と店舗のシステム連携を強化。会社がスムーズに次の成長ステージに昇れるよう、現在、情報システム部や外部コンサルタントと検討を重ねています。
会社全体の重要な役割を任せてもらえることです。たとえば会社の売上目標づくりでは、私がさまざまなシミュレーションを行ってはじき出した数値がベースになります。また、オフィスのIT環境整備のような大きなプロジェクトも、社内外との交渉は私に任せてもらっています。責任は重いですが、会社を動かしているという手ごたえを感じていますね。
自分自身の視野がひろがりました。もちろん店舗に勤めていたときも「サービスレベルをアップしよう」「利益を高めていこう」という意識はもっていました。でも経営企画に異動して、店舗ではわからなかったシステムの根幹に関わるようになり、全体としての課題が見えてより具体的な改善点が見えてきたと思います。店舗経験を活かしながら、さまざまな環境を整えていくことが今の目標です。
成城石井のいいところは、目指す方向性がはっきりしていること。その上で各店舗に裁量権をもたせ、店舗主導で店づくりができることだと考えています。 経営企画はそのサポート役。いくらデータをまとめても、経営企画が売上をつくれるわけではありません。店舗でのがんばりがあって初めて、経営全体の好循環が実現します。店舗のオリジナリティを引きだし、成城石井としての強みをさらに打ちだせるように、“縁の下の力持ち”となって仕組みを改善していきたいです。